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長崎奉行物語 サムライ官僚群像を探す旅

長崎奉行物語 サムライ官僚群像を探す旅

書名 : 長崎奉行物語 サムライ官僚群像を探す旅
編著者 : 本田 貞勝
価格 : 3,080 円
初版年月日 : 2015/1/23
ISBNコード : 9784639023463
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

A5判並製/本文214頁

内容紹介

黒船来航を事前に知っていた長崎奉行の職責とは!
鎖国、開国と人々が交差する長崎の地。129代に及ぶ官僚たちの姿を追う。

著者紹介

本田貞勝(ほんだ さだかつ)
<著者略歴>
昭和20年(1945)1月12日 長崎市生まれ。
原爆投下時は諫早市の母方に疎開して無事、入市被爆。
立命館大学法学部卒業後、昭和42年(1967)4月 長崎新聞社入社。カネミ油症事件、諫早湾干拓事業などの社会的な事柄を取材。
長崎平和宣言起草委員、公益財団法人長崎平和推進協会理事などを務める。
平成26年(2014)から長崎外国語大学客員教授。
<主要著書>
 『コラム長崎散歩』(2007)、『龍馬の長崎』(2009)ともに長崎文献社刊。

目次

口絵
川原慶賀が見た、外交都市・長崎 長崎歴史文化博物館蔵『唐蘭館絵巻』より

序文

序・奉行を探す旅立ちの前に。

   江戸幕府と長崎奉行職

上・初期九〇年間の長崎奉行。
 唐津藩主が初代
 目的はキリシタン一掃?
 悪代官がモデル?
 二人奉行制へ
 島原の乱が残したもの
 長崎に眠る
 選別される国際情報
 賑わう南蛮貿易と唐人
 隠された稲生奉行の死
 犯科帳の始まり
 立山役所と西役所
 文化奉行

中・外交に、治安に。
 奉行の「格」とは?
 オランダ人の将軍拝謁
 灯籠の置き土産
 六十五歳の着任
 三人奉行体制へ
 長崎喧嘩騒動
 奉行一家
 肥前長崎火事の街
 徳川家の世襲劇
 西丸留守居
 紀州の殿様―吉宗登場―
 道教の寺はあったか
 三宅周防守康敬と三菱造船所
 タカ派とハト派の奉行
 本蓮寺の墓
 老骨に鞭打つ
 南蛮貿易のからくり
 大音寺の墓
 平戸藩主と縁続き
 用行組事件
 中央官僚への目
 田沼政治と長崎奉行
 墓碑も様々
 奉行交代道中
 夏目の『在勤日記』
 柘植、久世コンビ
 相次ぐ奉行の死去
 親子二代
 お墓の特定に難儀する
 文政のエリート
 粋な蜀山人
 長崎奉行は役得なのか
 長崎の「遠山裁き」
 はるか欧州事情が反映した事件
 奉行引責の切腹
 亀山焼に貢献した奉行
 日本を愛した甲比丹(商館長)ドーフ
 スーパーヒーロー登場―長崎の遠山奉行―
 風雅な長崎路
 オランダ商館日記―国々の間に揺れる日々―
 御家人からの大出世
 火事と嫁盗み
 古賀人形のモデル
 「江戸の敵を長崎で」の意味
 シーボルトがやって来た
 シーボルト事件
 事件の真相は
 海を渡っていた禁制の品々―シーボルトの二面性―
 背後にいた大物
 田安家
 高島秋帆逮捕される
 二百十年ぶりの一人奉行
 再び奉行二人制へ
 甲比丹最後の江戸参府
 奉行の死に、事件あり

下・開国、そして幕末。
 開国迫るアメリカ、ロシア
 ロシア使節プチャーチン現る
 海外から見た閉塞国
 外交交渉人に値するか
 せめぎあう交渉
 逸材の登場
 復活の高島秋帆
 長崎土産
 二度目のお勤め―時代のうねりのなかで―
 後日「モダン奉行」と称されて
 三十年ぶりの来日―シーボルトの感懐―
 シーボルトは慶賀と再会したか
 何があったか―召喚・免職―
 大村藩主が奉行に
 知性の奉行
 鎖国かついで欧州へ
 坂本龍馬来る
 大政奉還へ
 幕府あっての長崎奉行
 旅路の果て

資料
 長崎奉行年表
 長崎中心街地図
 参考文献

あとがき
コラム 橋の風景にドラマ/江戸時代の刑罰

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