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季刊考古学134号 中世の納骨信仰と霊場

季刊考古学134号 中世の納骨信仰と霊場

書名 : 季刊考古学134号 中世の納骨信仰と霊場
編著者 : 狭川 真一
価格 : 2,640 円
初版年月日 : 2016/02/01
ISBNコード : 9784639024088
シリーズ名 : 季刊考古学 本誌
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

26cm/B5判並製/120頁

内容紹介

歴史時代の墳墓研究、霊場研究はいずれも一定の進展をみてきたが、その両者が融合する納骨信仰遺跡の研究は一時期を除いて停滞気味である。本特集ではその研究の現状を把握し、課題の抽出を目指す。

著者紹介

狭川真一【さがわしんいち】
元興寺文化財研究所副所長。
1959年奈良県生まれ。奈良大学文学部文化財学科卒業。博士(文学)。著書に『中世墓の考古学』、編著書に『墓と葬送の中世』『日本の中世墓』『中世石塔の考古学』などがある。

目次

口絵(カラー)
高野山奥之院とその出土遺物/高野山奥之院の石塔と近世大名墓/元興寺への納骨/元興寺極楽坊と大和の納骨寺院/地域の霊場をめぐる(1)/地域の霊場をめぐる(2)/特定集団による納骨遺跡(1)/特定集団による納骨遺跡(2)
納骨信仰遺跡研究の現在 狭川真一
高野山奥之院への納骨
 高野山奥之院出土の納骨器 降矢哲男
 石塔の造立と納骨信仰 狭川真一
 一石五輪塔から位牌祭祀へ―納骨信仰の観点から― 鳥羽正剛
 文献史料からみる高野山への納骨 坂本亮太
元興寺極楽坊への納骨
 遺物からみた元興寺の納骨信仰 佐藤亜聖
 文献史料からみた元興寺極楽坊の納骨信仰 服部光真
 極楽坊と大和の納骨寺院―竹筒納骨容器から― 藤澤典彦
各地に展開した納骨霊場
 山形 山寺立石寺の納骨―立石寺境内地区と千手院地区の事例― 山口博之
 会津 八葉寺の納骨信仰 五十嵐純一
 佐渡 蓮華峰寺の納骨信仰 水澤幸一
 讃岐 弥谷寺の納骨信仰 片桐孝浩
特定集団にとどまった納骨信仰遺跡
 松島 雄島の納骨遺跡 新野一浩
 鎌倉 朝比奈砦遺跡 濵野浩美
 千葉 岩富城跡(岩富寺) 松本 勝
 長野 文永寺石室・五輪塔 馬場保之
 愛知 鳳来寺納骨遺跡 松井一明
 畿内の総供養塔 海邉博史
 大分・豊前豊後の納骨関連遺跡 原田昭一
 民俗学からみた納骨習俗 角南聡一郎
 霊場研究のなかの納骨信仰遺跡 時枝 務
連載 ソウル百済王宮址発見と保存30年史 李亨求 訳/木村光一・岡 泉水
最近の発掘から
 銅鐸を埋納した弥生の集落遺跡―岡山県総社市神明遺跡― 渡邉恵里子
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