
民俗学、文化人類学、歴史学と幅広い視点から、古代の王権と神話との関わりを具体的・実証的に考察する。
神話学の泰斗の単行本未収録の論考から成る遺稿集。

松前健 [マツマエケン] 1922年生まれ、2002年没。国学院大学大学院修了。文学博士。天理大学・立命館大学・奈良大学の教授を歴任する一方、日本の神話研究をリードし、国際的な評価を得る。1998年に『松前健著作集』全13巻刊行(おうふう)により、その研究を集大成した

1 聖徳太子厩戸誕生譚の一考察
2 日本王権神話に表われた禅譲思想
3 三輪山伝承をめぐる王権思想の変遷
4 薬草と巫祝の国出雲から宗教王国出雲へ
5 禊祓の神話と儀礼の原義
6 原始神道の源流に関する一考察―日本と朝鮮の古俗の比較による
7 人の生命の守り神としての大三輪の大神
8 神武伝承と磐余