![体裁](/user_data/packages/yuzankaku/img/common/book-detail-h301.png)
300p前後 / 21cm / A5判/上製・カバー
![内容紹介](/user_data/packages/yuzankaku/img/common/book-detail-h302.png)
第六十二回 神宮式年遷宮記念出版
『伊勢』と『房総』、遠く離れた二つの地の間には、黒潮という海路を通じた人と文化の交流があった。
紀州や阿波を経て、房総地域に展開されてきた伊勢信仰の歴史と地域毎の実態を明らかにする。
![目次](/user_data/packages/yuzankaku/img/common/book-detail-h304.png)
第一章 海流と文化
第二章 房総の神明神社―伊勢の神宮の御分社―
第三章 御厨神明と在地信仰
第四章 江戸時代の大麻頒布
第五章 昔の伊勢参り―参宮日記から―
第六章 房総の伊勢講と伊勢大神楽
第七章 絵馬の奉納
第八章 房総から伊勢の神宮への供祭物
第九章 近年の遷宮奉賛活動
コラム1 御師の家
コラム2 犬の参宮
コラム3 参宮への旅立ち
![書評](/user_data/packages/yuzankaku/img/common/book-detail-h306.png)
2013年10月1日・毎日新聞千葉県版にて紹介
『県神社庁:「房総の伊勢信仰」出版 足跡をまとめる』
県神社庁(杉山林繼(しげつぐ)庁長)は、20年に一度の伊勢神宮式年遷宮を迎えるにあたり、古くから房総に残る伊勢信仰の足跡をまとめた「房総の伊勢信仰」(雄山閣発行、5250円)を出版した。同庁の出版は「房総の祭事」(1984年)「房総の杜」(2004年)につぐ3冊目。
「房総の伊勢信仰」は、県内の宮司などの神職17人が5年前から手分けして、地元の伊勢信仰を調査してまとめている。県内の神明神社(伊勢神宮の分社)一覧や房総に残された江戸時代の参宮記、房総半島に伝来する伊勢信仰の絵馬、房総から伊勢への供祭物(ぐさいもつ)など、資料や写真とともに著した。県神社庁によると、一般書として、房総の地が古くから伊勢への思いを持ち続けてきた姿を見ることができるという。
県神社庁参事で香取神宮権(ごん)祢宜(ねぎ)の本宮(ほんぐう)雄之(かつゆき)さんは「房総と伊勢とのつながりを知る手がかりになればうれしい。若い世代の人にも読んでほしい」と話している。雄山閣(電話03・3262・3231)。【渡辺洋子】