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今に活きる大正健康法〈物療篇〉

今に活きる大正健康法〈物療篇〉

書名 : 今に活きる大正健康法〈物療篇〉
編著者 : 熊木 敏郎
価格 : 3,080 円
初版年月日 : 2015/4/24
ISBNコード : 9784639023555
シリーズ名 : 生活文化史選書
在庫状況 : 在庫あり
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A5判並製・カバー

内容紹介

大衆文化が花開いた大正時代の健康法は、現代にも活かせる貴重な資源だ。
フィットネス、セラピー…。大正時代にも「強健法」と言われる現代に通じる健康法があった。

著者紹介

著者略歴
熊木敏郎(くまきとしろう)
熊木労働衛生コンサルタント事務所長。埼玉県出身。
東京大学医学部物療内科教室入局。
医学博士、労働衛生コンサルタント(日本労働安全衛生コンサルタント会顧問)。
東武練馬中央病院院長(板橋区医師会所属)、慈誠会記念病院院長(板橋区医師会所属)を歴任。

目次

まえがき

第一章 物理療法(フィジカルセラピー)
一 日本の温泉療養(バルネオセラピー)
温泉浴の起源
温泉療養の進化
温泉療養の書誌
近代温泉療養を述べる前に

二 エルウィン・ベルツ
ドイツ医学の導入
相良とベルツ
日本赴任
横浜上陸
生い立ち
故郷との別離
教授就任
ベルツの業績
日本研究
温泉療養
草津温泉
浴場改革案
保養地
伊香保温泉
温泉の泉質
療養泉
温泉保養所
酸性泉と高温時間浴
温泉療養とリスク
住民の反発
帰国
ベルツの日本評価
ベルツの愛した女性
学問的不満
叙爵
ベルツ日記

三 物理療法内科の発展
はじめに
物理的療法
青山内科
真鍋嘉一郎
ラジウム
ドイツ留学
野口英世と真鍋
物理的療法研究所
名物外来
生い立ち
夏目漱石と真鍋
坊ちゃんに登場して
物理療法研究所
山高帽
内科物理療法学教室
真鍋の業績
放射能泉
物療内科の進展
退職記念祝賀会
叛骨的風格
終焉

四 ラジウム・エマナチオン(ラドン)
マッヘとベクレル
放射能汚染
放射能の被曝量
ラジウム・エマナチオン
放射線ホルミシス
放射線被曝
ラドン
ラドン被曝
ラドン(ラジウム)温泉
温泉地と放射能
ラドン計測値
ラドンと地質
ラドン(ラジウム)温泉の課題

五 温泉療養の実践的指導者
西川義方と「青本」
鉱泉療法と温泉療養地
飲泉療法
ラドン効果

六 大島教授最終講演
飲泉と腸内細菌叢

資料:主要温泉地ラドン検定成績抜粋表

第二章 各種強健法(ストロングヘルス)
一 強健法の種類

はじめに
心身調和之修養法
百歳會
『病家須知』の呼吸法
二木呼吸の生理作用
藤田修養法の実習
修養法のプロセス
二木式腹式呼吸法
『志都之石屋』の養生
二木式呼吸実修法
二木式呼吸法のプロセス
二木式呼吸法の真髄
岡田式静坐法
記者の覚書
心身一元の窮理
静坐法のプロセスと生理
岡田の急死
銀月式強健法
実用的強健法
中井の自彊術
自彊術とは何か
自彊術の動作運動
江間式心身鍛練法
江間式鍛錬法の目的
気合。精神統一の術
凝念法
疑念法の実践
成蹊教育
川合式強健術
強健術の修練法
「気海丹田」と「気合」
西式強健術
西の健康体験
西強健術のプロセス
触手療法
西式健康法

二 強健法ブームの背景
マスコミの影響
体操の普及
ベストセラー『食道楽』
断食療法ブーム

第三章 強健法の比較考察
はじめに
強健法の醸造
各種強健法の特徴
本質的な理念
肺結核の治療
呼吸法の根拠
二木が拠り所にした書物
白隠と貝原の呼吸思想
プルシャ
調息法
静坐法について
静座と正座
正座の源流
ゼロ・ポイント
動揺

第四章 民間療法(ホームリメディ)
一 現代と大正時代の共通課題
はじめに
要介護者
総合診療医
家庭看護

二 社会保険制度のはじまり
社会保険制度
公告紙

三 『赤本』の秘訣
はじめに
著者の築田多吉とは

四 大正時代にあった健康法
長寿健康法
フレッチャリズム
信仰療法
心霊治療

五 針灸療法

六 カイロプラクティック療法
歪の調整
「サブ」の矯正
「カイロ」の位置づけ

七 指圧療法
圧すと揉むとの相違点
指圧の起源
浪越徳次郎

八 精神の過労
ストレス
ストレス反応の発生
個人の要因
ストレス反応モデル
ストレッサーとなる刺激
ストレス負荷
精神の疲労
頭脳労働者
脳機能のイメージ
脳のオーバーロード
過重労働
メンタルヘルスマネージメント
ストレスチェック
ストレスチェックの問題点

九 こころの健康
健康の概念
こころの健康障害

むすび
参考文献
コラム 神秘な北投石 二木にとっての三傑

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