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季刊考古学別冊26号 畿内乙訓古墳群を読み解く

季刊考古学別冊26号 畿内乙訓古墳群を読み解く

書名 : 季刊考古学別冊26号 畿内乙訓古墳群を読み解く
編著者 : 広瀬 和雄 梅本 康広
価格 : 2,860 円
初版年月日 : 2018/8/25
ISBNコード : 9784639026013
シリーズ名 : 季刊考古学 別冊
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

26cm/B5判並製/152頁

内容紹介

畿内の一角を占める乙訓古墳群。
大和政権中枢の大型古墳と同じ要素を備え、古墳時代を通じて首長墓が継続的に築造されている点で、乙訓古墳群は他に例を見ない特殊な大型古墳群と考えられる。
この古墳群の多角的な分析から、地域の実態と特性を明らかにし、大型古墳群形成の意義を探る。

著者紹介

広瀬 和雄(ひろせ かずお)
国立歴史民俗博物館名誉教授
1947年京都市生まれ。大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館勤務ののち、奈良女子大学大学院教授。
主な著書に、『古墳時代像を再考する』(同成社)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書)、『前方後円墳の世界』(岩波新書) などがある。

梅本 康広(うめもと やすひろ)
公益財団法人向日市埋蔵文化財センター常務理事兼事務局長
1966年大阪市生まれ。泉佐野市教育委員会勤務ののち、現職。
主な論文に、「長岡京」『恒久の都』古代の都3(吉川弘文館)、「山城・摂津」『古墳時代の考古学』2 古墳出現と展開の地域相(同成社)、「古代・中世寺院の浴室構造とその変遷」『日本仏教の受容と変容』2013(永田文昌堂)などがある。

目次

序 章 畿内乙訓古墳群とは何か(梅本康広)
第1章 畿内乙訓古墳群をめぐる諸問題
 初期前方後円墳の墳丘構造(梅本康広)
 前方後方墳をめぐる地域間交流―元稲荷古墳築造の意義をめぐって―(廣瀬 覚)
 乙訓古墳群の竪穴式石槨の特色について(藤井康隆)
 前方後円墳の巨大化とその背景―恵解山古墳の被葬者像を探る―(福家 恭)
 後期前方後円墳と横穴式石室(笹栗 拓)
 調査トピックス 大山崎町鳥居前古墳(角 早季子)
第2章 副葬品の生産と授受
 三角縁神獣鏡の授受と地域(森下章司)
 鉄製品の多量副葬とその意義(阪口英毅)
 埴輪の生産と流通(宇野隆志)
 前期古墳の土器と埴輪の系譜―元稲荷古墳を中心にみた地域間関係―(山本 亮)
 調査トピックス 京都市芝古墳(芝一号墳)(熊井亮介)
第3章 畿内乙訓古墳群とその周辺
 オトクニにおける前期古墳の変容とその背景(古閑正浩)
 向日丘陵古墳群と畿内の大型古墳群(下垣仁志)
 調査トピックス 長岡京市井ノ内車塚古墳(中島皆夫)
終 章  畿内乙訓古墳群の歴史的意義(広瀬和雄)

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