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北からみた倭国

北からみた倭国

書名 : 北からみた倭国
編著者 : 福島 雅儀
価格 : 15,400 円
初版年月日 : 2019/5/25
ISBNコード : 9784639026464
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

28cm/B5判上製・函入/372頁

内容紹介

倭国北辺の遺跡から、倭の特質をあぶりだす
倭王権にとって、倭国北辺はどのような意味があったのか。逆に、北辺の人々にとって、倭王権とはどのような存在であったのか。南東北の埋蔵文化財調査の成果をもとに、古墳の誕生から普及、古墳の在地化、古墳の造営停止から古代日本国成立に至る過程を考察する。

著者紹介

福島雅儀 (ふくしま まさよし)
1954年、京都府生まれ。
総合研究大学院大学大学院文化科学研究科
日本歴史専攻 後期博士課程単位取得退学
博士(文学  総合研究大学院大学)

目次

刊行によせて(白石 太一郎)

序 章 舞台と考え方
 倭国北辺の気候風土/倭・倭地・倭国および古墳について/発掘現場の視点から
第1章 倭国北辺の形成
 湯川村桜町遺跡の調査成果/会津平の周溝墓受容過程/会津平の王権形成/古墳を造営すること
第2章 寒冷期の集落と生活
 寒冷期の生活/土師器の型式変化/竪穴住居/散在する小集落/大規模集落遺跡/小集落の住人/寒冷期の集落
第3章 寒冷期の古墳
 寒冷期の有力古墳/群小古墳群の様相/群小古墳群の造営者
第4章 豪族の復活
 変形前方後円墳と有力円墳/関東系埋葬施設の展開/畿内系埋葬施設と在地の特殊埋葬施設/埋葬施設の関東系から畿内系への転換/豪族の勢力範囲
第5章 集住集落の編成
 栗囲式土師器の暦年代/栗囲式期の竪穴住居/本宮市山王川原遺跡の集落構成/栗囲式期前半期の大規模集住集落/国分寺下層式期の集落
第6章 群集墳による支配の網
 東村(現白河市)笊内古墳群の様相/矢吹町弘法山古墳群の調査/副葬品組成の相違/横穴の被葬者/終末期型群集墳の造営意義
第7章 装飾付大刀の政治的役割
 鉄刀年代の考え方/竜鳳文環頭大刀の変化/倭国系装飾付大刀の変化/古墳出土の装飾付大刀分布/装飾付大刀の意義
第8章 装飾古墳に描かれたもの
 九州の装飾古墳/福島県の装飾横穴/東国の布幕壁画/狩猟系絵画の表現するもの/装飾横穴の被葬者
終 章 北からみた倭国
 倭国北辺の社会/古墳パンデミックと倭国誕生/倭王権と在地王権の競合/倭国から古代日本国へ

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