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上代説話事典[拡大版]

上代説話事典[拡大版]

書名 : 上代説話事典[拡大版]
編著者 : 乾 克己 大久間 喜一郎
価格 : 6,600 円
初版年月日 : 2020/12/25
ISBNコード : 9784639027409
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

21cm/A5判並製・カバー/560頁

内容紹介

日本の神話・伝説の源流とその全体像
古事記・日本書紀・風土記・万葉集・日本霊異記など多くの古文献から採集された上代の説話とその流れを集大成した初めての入門・研究百科。
読みやすい〈拡大版〉として復刊。


「上代説話事典 拡大版」刊行にあたって

平成5年に刊行された「上代説話事典」は、日本の古代文化理解への道を照らす良書として、古典文学や神話学の研究者のみならず、広く一般の読者にも好評を得た。
大久間喜一郎、乾克己の両先生を編集に迎え、古事記や日本書紀、風土記、万葉集、日本霊異記などに記された上代説話を博捜し、丁寧な解説を加えるとともに、その類話や変遷を丁寧に跡付け、後世の文学・文化への展開を可視化した初めての書として、初版刊行より四半世紀を経た現在も、その価値は何ら損なわれることはない。
古代に語られた神話や伝説には、今を生きる我々にとっても止みがたい魅力がある。それは日本の伝統的な文学や文化の核として、また日本人の思想や精神性の柱として、これらの物語が歴史の中で連綿と生き続けているからに他ならない。
折しも本年、令和2年は「日本書紀」編纂から千三百年という節目の年である。それと同時に、新型コロナウイルス感染症という未曾有の病禍のなか、誰もが否応なしに時代の変化に巻き込まれ、新たな「歴史」が綴られる瞬間を強く意識させられる年でもあった。
かかる情勢下であるからこそ、いま改めて本書を手にし、時代を超えて受け継がれてきた日本文化の源流、上代説話のもつ力に触れて頂きたいと願う次第である。

株式会社 雄山閣

著者紹介

大久間 喜一郎(おおくま きいちろう)
1917年(大正6年)生まれ。國學院大學文学部国文科卒。1972年「古代文学の構想」で國學院大學より博士(文学)取得。明治大学経営学部教授、名誉教授、高岡市万葉歴史館館長を歴任。上代文学会顧問、日本歌謡学会常任理事、古事記学会理事等を務め、歌誌「新径」を主宰した。
2012年(平成24年)逝去。
主な編著書
『古代文学の構想 万葉集の世界』(1971年)、『古代説話 風土記篇』(編・1983年)、『古事記の比較説話学』(1995年)、『古代歌謡と伝承文学』(2001年)、『日本書紀「歌」全注釈』(共編・2008年)ほか。

乾 克己(いぬい かつみ)
1929 年(昭和4 年)生まれ。國學院大學文学部国文科卒。1974年「宴曲の研究」で國學院大學より博士(文学)取得。和洋女子大学教授、名誉教授を歴任。
2003 年(平成15 年)逝去。
主な編著書
『宴曲の研究』(1972年)、『日本伝奇伝説大事典』(共編・1986年)、『中世歌謡の世界』(1992年)ほか。

目次

緒言 凡例
個別項目(古事記/日本書紀/万葉集/その他)
一般項目(異郷訪問説話/異類婚説話/貴種流離説話/動物報恩説話 他)
書目解題(古事記/日本書紀/風土記/万葉集/日本霊異記/ほか)
付録(話型一覧/神統譜(説話対照)/皇統譜(説話関連))
索引(事項索引/文献名索引/引用和歌・歌謡索引/執筆者一覧)

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