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日本の大砲とその歴史

日本の大砲とその歴史

書名 : 日本の大砲とその歴史
編著者 : 中江 秀雄
価格 : 3,080 円
初版年月日 : 2022/7/25
ISBNコード : 9784639028291
在庫状況 : 在庫あり
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体裁

21cm/A5判並製・カバー/216頁

内容紹介

日本の銃砲は、260年近く平穏な日々が続いた徳川時代にはその効用が無用になったのである。
ペリーの来航で状況は一変し、開国・尊皇攘夷・倒幕などで銃砲の需要が急増し、大砲が輸入・製造(これが反射炉の建造)された。しかし、それらの大半は現存していない。その主原因は、第二次大戦中の金属資源の強制供出であった。
今日、我々が目にすることのできる大砲には、地中に埋められて強制供出を免れたものや、海底から引き揚げられたもの、海外へ持ち出された戦利品が返還されたものなど、実に不可思議な状況にある。

著者紹介

中江 秀雄(なかえひでお)
1941年東京生まれ。早稲田大学理工学部金属工学科卒。工学博士。
1971年1月日立製作所機械研究所。 1983年4月早稲田大学理工学部教授、2012年4月同大学名誉教授。
2002年日本鋳造工学会会長、2006年 総合科学技術会議 分野別推進総合PT 委員。
2011年素形材センター評議員、2012年4月 文部科学大臣賞 研究部門。
著書に 『新版 鋳造工学』(産業図書)、『結晶成長と凝固』(アグネ承風社)、『状態図と組織』(八千代出版)、『新版 鋳鉄の材質』(編・著 日本鋳造工学会)、『濡れ、その基礎とものづくりへの応用』(産業図書)、『大砲からみた幕末・明治』(法政大学出版局)、『鋳物』(法政大学出版局)などがある。

目次

はじめに

大砲と砲弾の歴史
大砲の歴史/砲弾の型式と歴史・造り方/砲弾の種類/大砲と砲弾の型式の推移/ライフリングの意義/大砲の寿命/大砲の始まり/大砲の造り方/火縄銃の造り方/鋳造による大砲の造り方/鍛造による大砲の造り方

鉄砲から大砲へ
和流大砲(大筒)の始まりと尾栓ネジ/わが国最初の大砲・フランキ砲

江戸時代と大砲
芝辻砲/武雄(佐賀藩)と大砲/日本最初の鋳造砲と高島秋帆/水戸常盤神社と太極砲/佐賀と大砲/日本最初の鋳鉄砲(増田安次郎の鋳鉄砲)/萩の反射炉・鋳物師と大砲/萩の鋳鉄砲

幕末と大砲
ペリー来航と大砲/ディアナ号と大砲/小金井の午砲(ドン)/湯島大砲製造所から関口大砲製造所へ/韮山の反射炉と大砲/蟠竜丸と大砲/戊辰戦争と五稜郭、その大砲/下関戦争(馬関戦争)と大砲/薩英戦争と大砲/開陽丸とクルップ砲

明治以降の工廠・民間企業と大砲
大阪砲兵工廠と大砲/呉海軍工廠と戦艦陸奥・大和の主砲/日本製鋼所と大砲/大和と主砲のその後(ロケット開発史)
おわりに

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