米寿を迎えた考古学者が綴る、たゆみない研鑽のあゆみと日本考古学の原点
坂詰 秀一(さかづめ ひでいち)
1936年 東京生まれ
1960年 立正大学大学院文学研究科(国史学専攻)修士課程修了
現在 立正大学特別栄誉教授 文学博士
〔主要著書〕
『歴史考古学研究』Ⅰ・Ⅱ、1969・1982、ニューサイエンス社
『歴史考古学の視角と実践』1990、雄山閣出版
『太平洋戦争と考古学』1997、吉川弘文館
『仏教考古学の構想』2000、雄山閣出版
『歴史と宗教の考古学』2000、吉川弘文館
『転換期の日本考古学―1945~1965 文献解題―』2021、雄山閣
『仏教の考古学』上下、2021、雄山閣
〔主要編著〕
『板碑の総合研究』全2巻、1983、柏書房
『歴史考古学の問題点』1990、近藤出版社
『仏教考古学事典』2003、雄山閣
『釈迦の故郷を掘る』2015、北隆館
(以下、共編著)
『日本考古学選集』全25巻、1971~1986、築地書館
『新版仏教考古学講座』全7巻、1975~ 1977、雄山閣出版
『日本歴史考古学を学ぶ』全3巻、1983~1986、有斐閣
『論争学説 日本の考古学』全7巻、1986~1989、雄山閣出版
『新日本考古学辞典』2020、ニューサイエンス社
はしがき
Ⅰ 考古学史を考える
(1)日本考古学の原点
(2)「日本考古学発祥の地」副碑の撰文
(3)戦後60年、考古学研究の歩み(年表)
(4)戦後の考古学研究の歩みと歴史学
(5)斎藤 忠と日本考古学史
(6)閑却の「日本考古学史」のこと
(7)明治時代の考古学を思う
(8)『國史大辭典』(初版)と考古学
(9)忘却の或る考古学研究者
(10)「関東学生考古学会」のこと
(11)日本考古学における学際研究の回顧
Ⅱ 雑誌、辞(事)典、地域史を編む場
(1)編集委員の眼-「雑誌」編集に思う-
(2)月刊『考古学ジャーナル』創刊50周年の回想
(3)『季刊考古学』創刊時の指向
(4)『仏教考古学事典』新装版(坂詰秀一編)編者言
(5)『新日本考古学辞典』(江坂輝弥・芹沢長介・坂詰秀一編)刊行に際して
(6)『武蔵野事典』(武蔵野文化協会編)刊行の辞
(7)『品川区史 2014』刊行にあたって
(8)『伊東市史』の編さんに思う
(9)『伊東市史』史料編の完結
(10)新しい(府中)市史を編さんにあたって
(11)『府中市史を考える』(第1号)巻頭言
Ⅲ 動向 追悼
(1)日本考古学界の動向(2018~2022)・総論
(2)日本考古学と用語
(3)所謂「64体制」の以前と以後
(4)考古学研究と著作権問題
(5)コロナ禍と考古学
(6)埋蔵文化財と「観光考古学」
(7)近現代を考古学する
(8)「考古企業」への期待
(9)追悼
1 追悼 竹内 誠先生
2 大塚初重先生 追悼の辞
3 追悼 戸田哲也氏
4 関 好延さんを偲んで
Ⅳ 八十路を辿る
(1)私の立正考古学人生
(2)カピラ城跡を探る-ティラウラコット発掘余話-
(3)来し方 八十路の考古回想
(4)私の高校考古
(5)「考古ボーイ」の頃
(6)職業としての考古学
(7)「宗教考古学」彷徨録
(8)頽齢渇望録
(9)節節の感慨
1 ポスト定年の日日
2 ポスト定年の考古学
3 「喜寿」を迎えて
4 八十路の考古学
5 「傘寿」を迎える
6 立正大学特別栄誉教授の感懐
7 考古学史の重要性
(10)「傘寿」を過ぎし日々-過日録抄-
1 平成乙未(平成27.2015)
2 平成丙申(平成28.2016)
3 平成丁酉(平成29.2017)
4 平成戊戌(平成30.2018)
5 平成己寅(平成31-令和元・2019)
6 令和庚子(令和2.2020)
7 令和辛丑(令和3.2021)
8 令和壬寅(令和4.2022)
V 学史展望
1 The Greater East Asia Co-Prosperity Sphere and Archaeology in Japan
2 Excavation at Lumbini in Nepal
あとがき